トランポリンについて

見どころ

トランポリンの演技は、①安定した高さ、②フォームの美しさ、③移動(トラベリング)しない安定さ、④持ち技の演技構成の観点から採点されます。
トランポリンの醍醐味である高さを上げれば、逆にバランスを失い、フォームの乱れやトラベリングが生じやすくなります。 又、自由演技では難度点が加算される為、より高難度の技にチャレンジするほど難度点が高い反面、不安定になり高い演技点が得られにくくなります。
したがって選手にはこの両面の得点バランスを考慮しながら自分に合った自由演技種目を構成して、より高く、より美しく、より高難度に挑みます。

個人演技

演技は異なる 10 種目技で構成された第 1 自由演技と、第 2 自由演技 1 回の合計得点により 8 名が決勝に進出します。(世界選手権では 24 名が準決勝に進出、自由演技を 1 回行う 決勝進出者は、持ち点0で再度自由演技を行い、最終順位を決定します。
第1自由演技は、難度点を計上する種目( 4 つの指定種目)を含む 10 種目を行います。
また第2自由演技は 10 種目の難度点を合計します。演技の開始は予備ジャンプ(垂直ジャン プ)で徐々に高さをあげ、 1 種目目を行ってから連続で 10 種目を行い最後に着地を止めて終了します。
技を連続出来なかった時や、ベッド以外に身体が触れたり、ベッド外に落下した場合は中断となり、その時点で演技は終了になります。

シンクロナイズド競技

シンクロナイズド競技では、2人の息の合った演技が見どころです。トランポリンに着床するタイミングが合っていればいるほど高得点につながります。2人の選手が空中で重なり合う事もあります。

団体競技

団体競技は、個人競技の得点を合計して順位が決定します。 1 チームは最大 4 名で構成され、予選では 4 名が演技をして第 1 自由演技、第 2 自由演技 それぞれのトップ 3 の合計点が団体得点となり、決勝では 3 名のみが演技をして全得点が 団体得点となります。決勝では 3 名の選手がノーミスで演技を行う必要があり、緊張感の高まる戦いとなります。